指には、指先から末節骨・中節骨・基節骨という骨があります。一番指先の関節は末節骨と中節骨で構成され、 骨折や腱損傷がよく発生します 。
この骨折や腱損傷では、指先の関節が木槌(きづち)のように曲がって変形するため、「マレットフィンガー(槌指)」と呼ばれます。
以前は、手術治療が行われることも珍しくありませんでしたが、最近は保存治療が行われることが多くなってきました。




いわゆる突き指・指を強打する・転倒などで発生します。具体的には、バレーボール・バスケットボール・ハンドボール・野球といったスポーツ・日常生活・仕事などです。

※いわゆる突き指・・・指にボールや物などが当たって起こる指のケガの総称で、骨折・靭帯損傷・腱損傷など、いろいろな指のケガを含む言葉です。




変形(槌指変形)、指を伸ばすことが出来ない、指を動かすと痛む、腫張(はれ)、血腫(内出血)など。
損傷のタイプや程度によって、以下のように分類されます。

・1型:伸筋腱(指先を伸ばす腱)が断裂したもの。
・2型:小さな剥離骨折。
・3型:大きな骨折、あるいは亜脱臼を伴うもの。




1型(腱断裂)では、X線検査では異常なく、臨床症状・検査が基本になります。

2型・3型の骨折が疑われる場合はX線検査が行われます。しかし、骨に転位のないもの(ズレのないもの、ヒビ)、小さな裂離骨折、小児の骨端線(成長軟骨)損傷などは、骨折がX線検査では明確に分からないことがあります。
したがって、X線所見で骨折が明確でない場合でも、問診・症状・臨床所見などが重要で、骨折が疑われる場合は骨折に準じた同じような処置が必要になります。
当院では、上記のようなことを踏まえた上で、問診・症状・臨床所見などを重視し、さらに局部をクローズアップして観察できる超音波エコーで経過を観察しながら治療を進めています。




手術治療と保存治療(手術以外)があり、保存治療が基本になります。
1型(腱断裂)と2型(剥離骨折)、特に1型(腱断裂)は骨折していないにもかかわらず固定に長期を要し十分な管理が必要です。
3型(大きな骨折、あるいは亜脱臼を伴うもの)は、保存治療が基本になりますが、転位(骨のずれ)を整復(骨のずれを直す)出来ない場合や、整復した状態がある程度の範囲で維持できない場合などに手術治療を検討しなければならないこともあります。
当院では、整復が必要な骨折は整復(骨のずれを直す)を行い、骨折や腱断裂の癒合の促進・痛みの軽減などを目的に、ギプス・副子・装具・テーピング固定、低周波治療、アイシング(冷却)、温熱療法などを行っています。
次に、症状や骨・腱の癒合の状況に応じてストレッチング、マッサージ、筋力増強訓練、関節可動域訓練などを行っています。

マレットフィンガー・槌指(末節骨の骨折、腱損傷)
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