足の指(趾)の間の
“趾神経”が炎症を起こし痛みが発生する疾患をモートン病といいます。
中高年の
女性に多く認められ(男性にも起こります)、
第3と第4指の間に最も多く発生します。
幅の狭い靴、ハイヒール、立ち仕事、スポーツなどで趾神経が圧迫されて発生します。
足の裏から足の指の痛みやシビレ、つま先立ちやしゃがみ込みで痛む、靴を履いて歩くと痛む(靴を脱いで歩くと痛みが軽い)など。
触診や臨床検査でほとんど分かります。
補助的に、神経を描出できるMRIや超音波エコーが行われることがあり、当院では必要に応じて
超音波エコーを行いながら治療を進めています。
保存治療(手術以外)と手術治療があります。
手術治療は、十分な保存治療を行っても改善されない場合に検討されることがあります。
かかとが低く・幅の広い靴をご使用していただくことが大切です。その上で当院では、
痛みの軽減・患部の負担の軽減・血流の改善などを目的に
テーピング、装具療法(足底板)、低周波治療、アイシング(冷却)、温熱療法・運動療法・ストレッチング・マッサージ、はり灸治療などを行っています。